どうも!
筋トレに励む会員さんを見守るのが大好きなフツメンです(笑)
僕は筋トレにハマり、人体の構造や栄養面にも興味を持って勉強をした結果、今ではジムのスタッフに辿り着きました。
普段は自分もトレーニングをしつつ、会員さんを見守っています。
ところで、皆さんはジムに入会したことってありますか?
今は「24時間営業のジム」や「スキマ時間にちょこっと寄れるジム」までたくさんあるので、どんな人でも通いやすくなっています。
しかし、入会したことがある人のうち、おそらく半数以上は数か月以内に辞めてしまったのではないでしょうか?
それだけならまだいいのですが、続かなかった自分を責めたりしていませんか?
やっぱり俺は何も続かない…
またダイエットに失敗した…
気持ちは分かりますが、自分を責める必要はありません。
だってそれが普通だからです。
ジムは続かなくて当たり前なのです。
その証拠に、ジムに入会した人が1年後に続けている可能性は3~10%程度と言われています。
辞める方がデフォルト!
しかし、日本人の健康寿命を延ばしたい僕としては、皆さんに運動習慣を持ってほしいと思っています。
実はある程度ジムのスタッフをしていると、「この人すぐに辞めちゃうんだろうな~」という人が分かってしまいます。
そこで、今回は現役ジムスタッフの僕が思う、ジムが続かない人の特徴【5選】についてお伝えしようと思います。
あえてこの特徴を知ることで、皆さんの退会率が少しでも下がることを願っています。
・ジムをすぐに辞めてしまう人の特徴が分かる
・初めて通うジムの選び方が分かる
・ジムを長く続けるためのコツが分かる
それではいきましょう!
誰かと一緒に入会する
これはよくあることで、大きく分けて2パターンあります。
1つ目は、初心者同士で入会するパターン。
2つ目は、1人がトレーニング経験者、もう1人が初心者というパターンです。
それぞれ見ていきましょう!
初心者同士で入会するパターン
これはジムに通ってみたいけど、1人で行くのは不安だから誰かを誘って一緒に入会するというパターンで、女性同士やカップルに多く見られます。
そもそも「何か新しいことをやってみたい!」と思って、しっかり行動に移せる人はその時点で素晴らしいです!
たとえその後、ジムが続かなかったとしてもチャレンジした自分を褒めてあげてください。
世の中には、「どうせ続かないよ~」とか「ジム行きたいんだけどな~」と言って、一生行動しない人がたくさんいます。
その人たちに比べたら、あなたの行動力は天と地の差です。
それに誰かと入会することで、得したりする場合があります。
最近だと「お友達紹介割引」や「お友達紹介プレゼント」を用意しているジムも多いので、1人が不安な人はぜひお友達を誘ってみてください。
1人が経験者、もう1人が初心者で入会するパターン
続きまして2つ目です。
これも誰かと一緒に入会するところまでは同じなのですが、1人がトレーニング経験者で、もう1人が初心者という点が大きく違います。
これは男性の友達同士で入会する人に多く見られます。
トレーニング経験者がいれば、初心者の友達にやり方を教えてあげられるので、一見良さそうに思いますが、そんなことはありません。
経験者と言えども、所詮はトレーニングの専門的な知識を持っていない素人なので、自分の経験則を相手に押し付けてしまいがちです。
特に男性同士の場合、経験者は粋がって、初心者の友達には重すぎる重量を扱わせたりします。
本当に相手のことを想うなら、その人に合った重量を薦めるべきなのに、自慢したいがゆえに相手に無理をさせている人を何人も見てきました。
それが原因で、ケガをしてしまうこともあるので、誰かと一緒に入会する場合は「相手」をしっかり選びましょう。
入会したからといって、ジムが続くかどうかは全くの別問題です。
僕はむしろ1人で入会した方が続くと思っています。
その理由は色々あるのですが、ここでは3つご紹介したいと思います。
誰かと入会すると続かない3つの理由
1. モチベーションのズレ
ジムに入会したばかりというのは、誰でもやる気満々の状態ですので、皆さん一緒に入会したお友達と連日のように通われます。
しかし、人間の気持ちには必ず波があるので、そのうち休みたい日も出てくるものです。
お互いの休みたい日が被ればいいのですが、なかなかそんなに上手いこといかないのが普通です。
となると、自分は疲れていて本当は休みたいけど、相手が「今日も行こうよ!」と言ってきた場合、付き合わなければなりません。
ましてや、自分がジムに誘った側なら尚更です。
これが自分だけなら「今日は休もう…」と自分の体調面だけを気にして管理することが出来ます。
当然、僕たちはひとりひとり体力も回復力も筋力もモチベーションも違うので、やはり自分のペースで続けるのが一番です。
自分は3日に1回のペースで続けたいのに、相手が毎日続けたいタイプだったら一緒に続けられるわけがありません。
本来、自分1人なら続けられたことも、逆に相手がいることで「毎日続けられない自分はダメだ…」と思って辞めてしまうのは、非常にもったいないことです。
2. 相手の都合が悪いと言い訳が出来る
例えば週に3日、「月、木、土でジムに行こう!」と友達と約束したとしましょう。
もちろん、誰だって最初は続きますよ(笑)
しかし、必ずどこかのタイミングで、どちらかがこう言います。
ごめん!今週は家の用事で行けないの…
子供が熱出しちゃって、今日は行けないわ…
ちょっと仕事で疲れてるから今日はやめとくわ…
このように常にお互いの予定が合うことなんて有り得ないのです。
皆さん、忙しい日々の合間を縫ってジムに通われているので当然なのですが、実はこれが危険なのです。
仮に、ジムに行く予定日に相手の都合が悪くなって、その日は行けなかったとします。
その場合、実際に「その日はジムに行かない」と最終決断したのは自分なのに、心のどこかで相手のせいにしてしまうのです。
「自分は行きたかったけど、相手が来ないから行けなかった」と自分に都合良く解釈して、サボったことを認めようとしません。
こういった他責思考だと、なかなかジム通いも続かず、結局辞めてしまうのがオチです。
3. 相手に合わせないといけない
先ほども言いましたが、僕たちはひとりひとり体力も回復力も筋力もモチベーションも違います。
当然、ウォーキングを1時間以上出来る人もいれば、5分でヘトヘトになる人もいます。
筋トレを1時間したい人もいれば、軽く15分くらいでいい人もいるのです。
他にも、自分は明日も仕事が早いのでパパッと終わらせて帰りたいのに、相手は明日休みだからいつもより頑張りたいという時もあります。
となると、自分は早く終わって帰りたいのに相手を待たなければなりません。
これが1回、2回ならいいですけど、回数が増えてくるとどうですか?
ただでさえ、仕事終わりで疲れているのに、いくら友達でも我慢出来ないですよね?
これが嫌になって、辞めるくらいなら「終わった方は先に帰ってもいいルール」を先に作っておきましょう。
家から遠い
ジムの見学に来た人がよく悩んでいることがあります。
それは「どこのジムに行っていいか分からない」ということです。
もちろん、経験者の人には「ウチにはこのマシンがありますよ!」とか「あっちのジムは50㎏までダンベルありますもんね!」とか詳しく話したりすることはあります。
しかし、これからジムを始める人がジムを選ぶ際に考えることはひとつだけです!
それは「家から一番近いところ」
もうこれ一択!(笑)
とにかくジムは通い続けないと意味がありません。
となると、やはり家から近いところが一番継続しやすいのです。
逆に家から遠くなればなるほど、行かなくていい言い訳が出てきてしまいます。
今日は疲れてるし、いっか!
雨も降ってるしね!
今日は残業したし、いっか!
今から準備して行ったら遅くなるもんな~
このように人間はやりたいくないことに関して言い訳をさせたら天才です(笑)
とにかく最初は続けることが一番大切ですので、なるべく言い訳が出来ないように、家から近い場所を選びましょう!
マシンの使い方が分かっていない
最近は24時間営業のジムが増えてきて、いつでも好きな時間に利用出来るのが大きな魅力となっています。
しかし、その一方でマシンの使い方を間違っている人が増えているのも事実です。
各マシンの近くには使い方の説明が書かれているので、皆さんそれを見ながら自分なりにやっていると思いますが、細かいポイントまでは伝わりません。
特に筋トレはフォームが大事で、間違ったやり方をしていると、狙った筋肉に刺激が入りません。
胸や背中を鍛えるマシンなのに腕を鍛えているだけの人を多く見かけます。
筋トレのフォームは100回くらい反復すれば、身につきます。
しかし、一度身についたフォームを後から直そうとすると、その3倍の労力がかかってしまうのです。
つまり、最初に間違ったフォームを覚えてしまうと、後から300回やり直さなければなりません。
ですから、特に入会したばかりの初心者さんは、正しいフォームを身につけられるように遠慮なくスタッフに聞いてください。
素人すぎて聞くのが申し訳ない…
俺なんかが質問したら嫌われるよな…
なんて思わず、どんどん聞いてください!(笑)
僕たちは皆さんに結果を出してもらいたいと思っています。
理想の自分になって、自信を持ってほしいのです。
そして、健康の大切さ、運動の楽しさを知り、少しでも長く続けてほしいと願っています。
逆に、間違ったやり方を続けて「全然結果出ないじゃん…」と辞めていくことが一番悲しいのです。
スタッフがいない時間にしかジムに行けない人は仕方ないですが、それ以外の人は分からないことがあれば、何でも聞いてみてくださいね♪
ずっとスマホを見ている
今の時代、どんな時でもスマホは欠かせないですよね。
ジムでもスマホを見るのは全然問題ありませんが、トレーニング中はやめておきましょう!
よく見かけるのが、レッグプレスなど脚のマシンをやりながらスマホを見ている人です。
これは全然意味がありません(笑)
スマホを見ながら出来る重量では鍛えられませんし、鍛えながらスマホを見ていてもあまり内容が入ってこないはずです。
結局、これはどっちも出来ていないので、トレーニングはしっかり集中してください。
その上で、インターバル中にスマホを見るのはOK!
※そもそもスマホ禁止のジムもあるのでお気を付けください
しかし、今度はスマホに夢中になってインターバルが無駄に長くなったり、長時間マシンを独占するのはNGです。
メリハリを持ってトレーニングが出来ない人は、いっそロッカーにスマホをしまっておきましょう。
ただし、有酸素運動をする場合は、むしろスマホで動画を観たりしながらの方がいいと思います。
何もなしで、ただただ歩いたり、走ったりするのはちょっと退屈で飽きてしまいます(笑)
テレビを見たり、音楽を聴いたりしながら取り組んだ方が長く続けられるでしょう。
\ 筆者おすすめのプロテイン /
いきなり飛ばし過ぎる
ジムに入会したばかりというのは、気持ちも高ぶっていますし、ペースを少し飛ばしてしまう気持ちは分かります。
僕もそうでした(笑)
しかし、トレーニングは継続することが一番大切です。
最初のうちは、毎日筋トレをしたり、1時間以上の有酸素運動をしても大丈夫ですが、少し飽きてきたり、しんどくなってきたら休日を設ける勇気を持ちましょう!
本来、一般の人なら筋トレは週2~3回で大丈夫です。
有酸素運動は毎日しても大丈夫ですが、1時間以上の長い時間をやり続けると、逆に代謝が落ちて、痩せにくく、リバウンドしやすい身体になってしまいます。
それに筋肉も落ちてしまうので、しなやかな筋肉のある美しいボディラインではなく、やせ細った身体になってしまいます。
マラソン選手にガリガリな人が多いのは、有酸素運動のやりすぎだからです。
さらに、よく走る人は「運動性貧血」というものにも注意した方がいいです。
足の裏は血液循環の折り返し地点となっていて、とても大切なところなのですが、よく走る人というのは足の裏に強い衝撃を受け続けることになります。
すると、足の裏の赤血球が破壊されて貧血になりやすくなるのです。
特に女性の場合は、月経などで鉄が失われやすいので、長時間の有酸素運動には気を付けましょう。
毎日、有酸素運動をする場合は、長くても30分~1時間以内にする方がいいかと思います
何事もそうですが、長く続けられる自分のペースを見つけて、コツコツ継続していくことを心がけてください。
失敗する人の多くは、今まで何もしていなかったのに、急に毎日ジムに通い始めます。
そして、何かのきっかけで数日休んでしまうと、「もういいや」と面倒くさくなって行かなくなるのです。
これは非常にもったいないので、休養もトレーニングの一環であると考えましょう!
音楽にも演奏がピタッと止まる「休符」というものがあります。
ピタッと音が止まった後、サビがドーンってくる曲ありますよね!
でもあれは別に演奏していない訳ではなく、「休符」を演奏していて、休むことが音楽のひとつなのです。
これと同じで、「休養」も立派なトレーニングのひとつであり、この期間に身体は回復し、成長することを肝に銘じておきましょう!
「運動」と「休養」のバランスを上手に保ちながら継続することが大切です。
特に夏はジムの入会者数も多いです。
この時期は肌を見せる機会も増えるので、男性なら「筋肉をつけてモテたい」、女性なら「痩せて可愛い服が着たい」と思って運動を始めます。
でも夏に入会するということは、皆さん「1か月程度で結果が出る」と思っている証拠です。
確かに、1か月本気で頑張ればそれなりの結果は出ますが、おそらく2か月目や3か月目を迎える頃には「もう辞めたい…」と思っているのではないでしょうか?
そもそも夏に結果を出したいのなら、5月から始めてほしいのが正直なところです。
やはり1か月だと身体に無理が生じるので、長く続けるためにも、これを読んでくれた皆さんは余裕を持って行動してください。
まとめ
今回は、ジムが続かない人の特徴【5選】についてお伝えしました。
その上で、ジムを長く継続していく為のコツは以下のようになります。
誰かとではなく、なるべく1人で入会する
家から一番近いジムを選ぶ
マシンの使い方が分からなければ遠慮なくスタッフに聞く
スマホを見るのはインターバル中だけにしてトレーニングに集中する
いきなり無理してペースを飛ばさない
これを読んで「ジムに行ってみようかな~?」と思った人は、ぜひジム通いを生活習慣に取り入れてみてください。
ハマると最高よ!(笑)
ジムが続かなかった人へ
最初にもお伝えしましたが、たとえジムが続かなかったとしても「やってみたい」という気持ちを行動に移したのは素晴らしいことです!
仮に周りの人が「結局続かなかったね!(笑)」と言ってきても、全く気にする必要はありません。
よくサッカーの試合を観ながら「おい、なんで今のシュート外すんだよ!」と野次を飛ばすおじさんがいますが、そのおじさんは試合に出ていません。
当然、試合に出る権利もありませんし、もしかしたらサッカー経験もないかもしれません。
このように自分のことは棚に上げて、相手を評価したがる人は世の中にたくさんいます。
でもあなたは違います!!
ちゃんとジムに通ったあなたは試合に出場した立派な選手です。
あなたの方が圧倒的に上なのですから、周りの意見に振り回される必要はありません。
僕はいつでもチャレンジするあなたの味方です!
もしまた何かやりたいことが見つかったら、どんどんチャレンジしてほしいと思います♪
間違っても何もしないで野次を飛ばす側にはならないでくださいね(笑)
ということで、僕はトレーニングに行っていきまーす!
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