どうも!
お腹の肉を落としたいフツメンです!
皆さん、最近だんだんと気温が暑くなってきましたね!
これからは薄着になる季節です。
となると、気になるのが冬にしっかりと蓄えた愛すべき脂肪たちですよね?(笑)
これを読んでくれている多くの人が「そろそろヤバい!」「マジでダイエットしなきゃ!」と焦り始めているのではないでしょうか?
その気持ち…
わかりますよ…(笑)
普段はジムのスタッフをしている僕ですが、実際にジムに通う会員さんの人数も増えてきています。
しかし、世の中にはダイエットに成功する人に比べて、失敗する人の方が多いのはなぜでしょう?
それは失敗する人がダメな人間だからではなく、単純に間違った知識を元に間違った行動をしているからです。
そこで、今回はダイエットに失敗する人に共通している特徴【5選】についてお伝えしたいと思います。
・ダイエットに関する基礎知識が得られる
・失敗を未然に防ぐことが出来る
・今すぐ行動することが出来る
それではいきましょう!
ダイエットを始める前の基礎知識
まず最初に「理想的なダイエットというのはどういうものなのか?」を確認しておきましょう!
簡単な原理ですが、痩せる為には【摂取カロリー】よりも【消費カロリー】が上回る必要があります。
つまり、式に変換すると以下のようになります。
そして、これを成立させるには3つの方法があります。
今よりも
① 摂取カロリーを減らす
② 消費カロリーを増やす
③ 摂取カロリーを減らしつつ消費カロリーを増やす
しかし、ダイエットに失敗する人は、これを極端に考えてしまいます。
今日からサラダだけにしよ…
毎日2時間歩くぞ!
このように圧倒的に「摂取カロリーを減らす」か「消費カロリーを増やす」かの発想になってしまうのです。
もちろん、これでも体重は落ちるのですが、この方法だと脂肪だけでなく、筋肉まで落ちてしまい、身体にとって健康的とは言えません。
筋肉が落ちると何がいけないのかというと、基礎代謝も一緒に落ちてしまうことです。
基礎代謝とは、何もしていなくても身体が勝手に消費しているカロリーのことで、筋肉量に比例して高くなったり低くなったりします。
つまり、筋肉量が多い人というのは、それだけで一般的な人よりも多くのカロリーを消費していて太りにくいと言えます。
逆に筋肉量が少ないと、日常生活で消費するカロリーも少なくなり、太りやすい身体になってしまうのです。
ダイエットに失敗する人は、これを理解していないので、無理なダイエットをしては筋肉まで落としてしまい、「体重が減った!」と喜びます。
しかし、この時の身体は代謝が落ちていて飢餓状態にあります。
「このままでは栄養が足りなくて生命を維持出来ない…」「食べたものはなるべく身体に溜め込もう!」というモードに身体は切り替わっているのです。
そこで、ダイエットに成功した自分へのご褒美に油断してお腹いっぱい食べようものなら一気に太ってしまいます。
リバウンドはこのようにして起こるのです。
では、どうすればいいのでしょう?
解決方法は簡単です!
ダイエットの期間をもう少し長く設定すればいいのです。
一般的に体重は月に2㎏のペースで落としていくのが理想的と言われているので、週に500gずつ落としていけば達成です。
これくらいのペースであれば、筋肉も落ちにくく、健康的に痩せていくことが出来ます。
「いやいや、もっと早く落としたいよ!」という人もひと月に落とす体重は、最大でも体重の5%までにしておきましょう!
逆に、これ以上落とすと筋肉も落ちてしまうので、あまりおすすめ出来ません。
これは体重60kgの人であれば、60×0.05で最大でも3kgまでということになります。
とにかく「ダイエットは焦らずゆっくり行ないましょう!」ということです。
ダイエットに失敗する人の特徴【5選】
ここからはダイエットに失敗する人の特徴を見ていきましょう!
極端に食べる量を減らす
これは先ほどもお伝えしましたが、ダイエットを成功させるには、摂取カロリーよりも消費カロリーが上回る必要があります。
しかし、摂取カロリーを極端に減らしてしまうと、体内の栄養バランスが崩れ、体調に支障をきたしてしまいます。
これでは全く意味がありませんので、いつも食事を減らし過ぎて失敗してしまう人は、まず「食べる量を減らす」よりも「栄養バランスの取れた食事」を心がけるようにしましょう!
トレーナーさんが付いて、しっかり管理してくれるならまだしも、個人的にダイエットを始めて、いきなり運動と食事制限までしたら必ず挫折します。
むしろ、最初のうちは好きなものを食べてもいいので、運動習慣を身に付けることにフォーカスしてほしいと思います。
不思議なことに運動習慣が身に付いてくると、これまでの努力を無駄にしたくないので、自然と食事にも気を配るようになるのです。
そのタイミングで初めて、洋食を和食に変えてみたり、ケーキを羊羹などの和菓子に変えてみたり、ジャンクフードやラーメンを我慢してみたりすればいいのです。
とにかくダイエットはストレスを溜めずに継続するのが成功の秘訣です!
毎日筋トレをする
ダイエットを成功させるには、消費カロリーを増やすことも大切です。
そこで皆さんが思いつくのが、「筋トレ」と「有酸素運動」ではないでしょうか?
ここまでは正解です!
しかし、長時間出来る有酸素運動に比べて、筋トレというのは重いダンベルを持ったり上げたりするので、短時間しか出来ません。
これは「運動強度が高い」と言い換えることが出来ます。
そして、人間は「糖質」や「脂質」をエネルギー源として活動しますが、筋トレのような高強度の運動の場合、エネルギー源として使用されるのは主に「糖質」です。
これを聞くと、ダイエット目的の人はこう思うかもしれません。
え、脂肪じゃないの?
じゃあ筋トレ意味なくない?
ちょっとお待ちを!
最初にもお伝えした通り、基礎代謝というのは筋肉量に比例するので、筋肉を付けた方が効率的にダイエットを行なうことが出来ます。
また、筋トレをするとミクロ単位で筋繊維が傷付きます。
そして、それを修復しながら回復する過程で筋肉は成長するのですが、その作業にもカロリーが使われるのです。
それなら毎日した方が良さそうに思えますが、筋トレをしてから回復するまでに約48~72時間かかるので、毎日筋トレをしてしまうと、全然回復が追い付かないのです。
むしろ、筋肉が付くどころか、どんどん分解されて落ちていってしまいます。
つまり、筋トレは回復時間も考慮して週に2~3回で十分ということです。
筋トレはムキムキになるからやりたくない
「筋トレをして筋肉を付けましょう!」と言うと、必ずと言っていいほど女性からこんな回答が返ってきます。
いや私、ムキムキになりたくないんで…
心当たりありますよね?(笑)
でもご安心ください♪
実はムキムキになるのは相当難しいのです。
ムキムキというのは、限界まで追い込むようなトレーニングを何ヶ月、何年と重ねてやっとたどり着ける境地です。
ですから、ダイエット目的の基本的な筋トレでは、到底たどり着けません(笑)
それに筋肉は少しずつ付いてくるので、「ちょっと付け過ぎたなぁ~」と感じたら、そこでやめたらいいだけです。
それよりも筋肉がないことの方が、ダイエットにおいてデメリットが大きいのです。
毎日長時間の有酸素運動をする
続いては有酸素運動についてです。
「ダイエット」と聞いて、まず最初に思い浮かぶのがウォーキングやランニングといった有酸素運動じゃないでしょうか?
筋トレとは違い、有酸素運動のような長時間出来るものは運動強度が低いと言えます。
この場合、エネルギー源として使用されるのは主に「脂質」です。
そして、ここでダイエットに失敗する人の特徴なのですが、「脂肪燃焼=有酸素運動」ということが頭にあるので、とにかく長時間のウォーキングやランニングなどをやってしまいがちです。
ここでは長時間を1時間以上と捉えてください!
決して悪いことではないのですが、有酸素運動のやり過ぎは筋肉が落ちて、基礎代謝も下がってしまいます。
すでにお伝えした通り、この状態はリバウンドしやすいため、あまりおすすめ出来ません。
ダイエットを成功させるには、あくまでも筋肉を付けつつ、脂肪を減らすことが大切です。
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さらに、毎日のように長時間の有酸素運動をしていると、身体がそれに慣れてしまいます。
例えば、1時間のウォーキングで約250kcal消費する人がいるとします。
最初のうちは毎回250kcal消費するのですが、だんだんと体重が落ちてくると、身体は勝手に「これは生命の危機だ」と感じ、あまりカロリーを使わなくても動けるようなエコモードに入ってしまいます。
つまり、同じ1時間のウォーキングをしても、実際は220kcalや180kcalぐらいしか消費しなくなってしまうのです。
これを知らないと、「最近全く体重が落ちない…」「もっと頑張らなきゃ!」と勘違いして、さらに1時間半、2時間と時間を増やし、どんどん自分を追い込んでしまうのです。
そして、最終的に心が折れてダイエットをやめてしまいます。
それだけならいいのですが、代謝の落ち切ったこの状態で通常通りの食事を行なうと、一気に太ってしまい、「やっぱり私ってダメな奴…」とセルフイメージまで下げてしまいます。
そうならない為にも、やり過ぎには注意しましょう!
具体的に有酸素運動は20~40分程度行なえば十分です。
ちなみに…
有酸素運動は毎日しても問題ありません♪
有酸素運動は20分以上しないと意味がない
昔からある定説に「脂肪は20分後に燃え始めるから有酸素運動は20分以上やらないと意味がない」というものがあります。
これは少しニュアンスが間違っていて、実際にはウォーキングなら歩き始めた瞬間から「糖質」と「脂質」がエネルギーとして使用されています。
ただし、脂質は体内にある中性脂肪を分解してから血中を通って各細胞まで移動し、そこからエネルギー変換されるので、20分程度時間がかかるのは確かです。
しかし、実際にはいつでも分解された脂肪が血中に存在するので、それを先に使用することが出来ます。
つまり、最初の20分は「糖質」の方が使われる割合が多いというだけで、「脂質」が使われていない訳ではないのです。
そして、20分くらいすると体内の糖質がなくなり、脂肪のエネルギー変換も完了するので、脂質メインのエネルギーに切り替わるということです。
最近では、「30分間のウォーキング」と「10分ずつ3回に分けて行なうウォーキング」で、そこまで差がなかったと言われているので、「20分以上やらなきゃダメだ!」と意気込む必要はありません。
「今日は調子良いから30分歩こう!」「今日は眠いから10分だけにしよう…」などと柔軟に対応しましょう!
完璧主義過ぎる
ダイエットに失敗する人ほど、真面目な完璧主義者が多いです。
そういった人は、ダイエットを決意した日からきちんとルーティーン化して運動を続けます。
しかし、一般的に働いている人であれば、仕事が忙しかったり、人付き合いがあったりして、必ずルーティーンが崩れる日が発生します。
この時、完璧主義な人ほど「ルーティーンを守れなかった自分はダメだ…」と自分を必要以上に責めて、挑戦をやめてしまうのです。
ホントにもったいない!
他にも、毎日毎日体重を測定しては、減った増えたを気にしている人も要注意です。
体重なんてものは、その日の体調や水分量で多少増減するので、いちいち細かく気にしていたらメンタルが持ちません(笑)
長い目で見て、少しずつ減っていればいいのです。
だからこそ、真面目な性格の人ほどダイエットは適度に取り組みましょう!
今週全然運動してないから来週から頑張ろ!
ついケーキ食べちゃった!
また明日から頑張ろ!
このように真面目に頑張り過ぎてやめてしまうくらいなら、適度に取り組んで継続した方がよっぽどマシです。
いきなりジムに通う
「ダイエットするぞ!」と決意をして、いきなりジムに通うのもアリですが、まずは今すぐ出来ることから始めてみるのも一つの作戦です。
特に、ジムによっては入会すると半年間は退会出来ないなどの規約もあるので、一旦冷静になりましょう!
今まで運動をしてこなかった人にとって、わざわざ準備をして、ジムまで行って、着替えて運動するというのは、なかなかハードルが高いものです。
それだったら、まずは以下のようなことから始めてみるのはいかがでしょうか?
・家の周りをお散歩してみる
・公園でウォーキングする
・日常生活で階段を使うようにする
・一駅分歩いてみる
・家で腕立てや腹筋をしてみる
・車移動を自転車に変えてみる
このようにハードルを下げて、ある程度生活の中で運動習慣を身に付けてからジムに通い始めれば、失敗する確率も低くなります。
運動すらハードルが高い人は、以下のこともおすすめです。
・栄養や健康についての本を読んでみる
・食事は腹八分目までにする
・間食のお菓子を減らしてみる
・ジュースをやめて水を飲むようにする
・揚げ物を食べる回数を減らす
・飲み会を今よりも1回だけ減らす
このように今すぐ出来ることから行動を起こしていきましょう!
これは他人から見たら大したことないかもしれませんが、今まで何もしてこなかった自分が一歩踏み出すということは、とてつもなく大きな変化です。
自分が比較すべき相手は、SNSの人気者たちではなく、過去の自分自身です。
比較する相手を間違って落ち込む必要はありません。
とにかく小さく始めて、物足りなくなってきたらジムに通うという考え方もあるので、これまでダイエットに失敗してきた人は、最初からハードルを上げ過ぎないようにしましょう!
まとめ
《 ダイエット成功の法則 》
【摂取カロリー】<【消費カロリー】
《 ダイエットに失敗する人の特徴と対策 》
・極端に食べる量を減らす
→ 栄養バランスの取れた食事を心がける
・毎日筋トレをする
→ 週に2~3回だけ行なう
・毎日長時間の有酸素運動をする
→ 1回に20~40分程度行なう
・完璧主義過ぎる
→ 自分を追い込み過ぎず、適度に取り組む
・いきなりジムに通う
→ まずは今すぐ出来ることから始める
今回は、ダイエットに失敗する人に共通している特徴【5選】についてお伝えしました。
これまでダイエットに失敗してきた人は、もう少し気軽に出来ることから始め、自分を追い込み過ぎないようにしてください。
大抵、短期間で得たものは短期間で失うものです。
早く結果を出したい気持ちは分かりますが、ダイエットはもっと長い目で見て、ゆっくりと取り組みましょう!
短期間で痩せることよりも、痩せた後、皆さんが長期間に亘って、スタイルを維持し続けることの方がもっと大切です。
まずは今日出来ることを何か始めてみましょう!
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